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札幌市は市内の中学生が2021年自殺したことについて調査をおこない、 学校側がいじめを見過ごしていた影響が大きいとする調査結果をまとめ、２１日公表しました。 精神科の医師などによる札幌市の調査委員会がまとめたのは２０２１年、市立中学校の生徒が遺書に「いじめを受けた」と残し自殺したことに関する重大事態調査報告です。 いじめの実態や自殺に至った経緯などを解明するため委員会は自殺した生徒の保護者や他の生徒、教師などからおよそ１年かけて聞き取りなどをおこないました。 報告書では、小学校から始まったいじめは中学校でも続いたが、学校側はいずれもいじめへの対応を怠り、自殺に大きな影響をもたらしたと結論づけられています。 ■調査委員会篠原岳司前委員長： 「教員および学校が適切に受け止め対応してもらえなかったことによる徒労感、無力感が無視できない重要な点」 【スタジオ】 報告書は学校側が適切な対応をとっていれば自殺を防げた可能性があるとしています。 ▼いじめは小学校の頃にはじまりました。 それぞれの学校の対応ですが、小学校は、 ▼自殺した生徒からいじめの相談を受けてもほかにも生徒指導上の問題がある児童がいて手がまわらず、加害児童への指導を怠っていた。 ▼「死にたい」という話を持ち出しても、学校は真剣に向き合わず自殺した生徒の保護者と相談することもなかった。 ▼児童が個別に回答するいじめのアンケートは学校全体で共有しておらず校長や教頭は把握していなかった ▼進学先の中学校にいじめの事実を引き継ぎしていなかったそして中学校でもいじめは続きました。 ▼中学校は加害生徒への指導はしたが保護者への連絡はしていなかった。 報告書はこうした積み重ねが助けてもらえないという無力感につながったと指摘しています。 ▼札幌市は再発防止に努めるとしています。 厚生労働省は、悩みを抱えている人は、ひとりで悩まずに「こころの健康相談統一ダイヤル」０５７０・０６４・５５６などの相談窓口を利用するよう、呼び掛けています。 ▼HTB北海道ニュース　公式サイト https://www.htb.co.jp/news/ ▼情報・映像提供はこちらから「イチオシ!!動画ポスト」 https://www.htb.co.jp/news/info.html ▼HTB北海道ニュースのSNS Twitter　https://twitter.com/HTB_news Facebook　https://www.facebook.com/htbnews/ TikTok　https://www.tiktok.com/@htb_hokkaidonews #HTB北海道ニュース　#北海道　#ニュース