
修学旅行を引率中に飲酒したとして福岡県教育委員会は20日、同県須恵町立中学校の男性校長(50歳代)と女性養護教諭(30歳代)を、それぞれ停職3か月と減給10分の1(1か月)の懲戒処分にした。
発表などでは、校長と養護教諭は昨年12月2〜4日、修学旅行の生徒たちを引率した。
3日正午から約1時間にわたり、京都市内の飲食店で、校長はコップで日本酒を4杯、養護教諭は1杯飲んだ。その間、生徒たちは金閣寺などを回っており、他の教員が安全を確認していたという。
県教委に対し、校長は「生徒や保護者を裏切って申し訳ない」、養護教諭は「教師としての自覚が足りなかった」と説明しているという。
この問題では、校長から5月に飲酒の申告を受けた町教委が、厳重注意にとどめ、県教委に報告していなかった。
養護教諭については事情も聞かず、処分もしていなかったという。
町議会は13日、教育長とその任命権者である町長の給与を減額する条例案を可決した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191221-OYT1T50122/