
韓国プロチームTeam MVPが日本に進出、Team MVP Japan代表 竹田恒昭氏インタビュー「日本が世界で活躍出来る舞台を作る」
https://www.negitaku.org/news/n-23062
いまeスポーツが日本で盛り上がっていますが、これは活字にしてしまうとキツく感じるかもしれませんけど、僕からすると本当のeスポーツではないなと。
eスポーツってPCゲームで競い合うのがルーツになっていると思っていて。そこに家庭用ゲームやモバイルゲームが入ってきてeスポーツ畑を耕しているのが今の状態ですが、そこのバランスがおかしいと感じています。
日本eスポーツ連合の認定タイトルが中心ですよね。メディアが報じたり、企業や地方の協会が参入した場合に取り扱うのも基本的にこれらのタイトルです。
竹田:日本だから家庭用ゲームのeスポーツ大会が行われているのは良いことだと思います。
でも、世界の人たちから見た場合の「王道であるeスポーツ」という定義に当てはめて進められているかというと、そうはなっていません。それが間違っているということではなくて、僕からしたら違和感があると。
テレビなどでタレントさんやアイドルの方にやってもらったり、プロゲーマーを面白おかしく取り上げたりというのも、みんなに知ってもらうということでは良い取り組みだと思います。
でもeスポーツの根底はゲームで誰が強いかを競うこと。お金やスポンサーがいなくても、世界を目指していくみたいなところじゃないかと思うんですね。
「eスポーツ元年」と言われるこの状況であれば、そのような活動がもっとしやすくなるようにしていかなければならない。いまのチャンスでやらなければ、次はまた10年後になってしまうかもしれない。
日本eスポーツ連合さんにはもっとTier1と2のタイトルに目を向けて欲しいとは個人的に思っています。
一時期はeスポーツとオリンピックを関連づけた報道も多かったです。
竹田:eスポーツとオリンピックの件に関しても言いたい事がたくさんありますよ。
あれはテンセントさんとか、メーカーの大会にしたらダメですよ。
日本のメーカーさんに言いたいです。本当にオリンピックでeスポーツをやりたいのだったら著作権を放棄したゲームを作ってオリンピックに献上するのが一番の近道だと思います。
そういうことが実現すれば、日本は格闘ゲーム以外の部分でeスポーツをやっているという認識を初めて世界でされるかもしれないですよ。
サッカー、野球、水泳などオリンピックで採用される競技は誰のものでもないじゃないですか。でもeスポーツの場合は、ゲームはメーカーさんが作った商品で、それを使ったらオリンピックという名のメーカーのためのPR大会になってしまいます。
eスポーツがオリンピックに採用されるというのも素晴らしいけど、やはりちゃんとやってほしいなと。
あとは「オリンピックにeスポーツ採用されるかも、すごい!」という事ばかりで盛り上がっていて本質であるeスポーツに目を向けてもいない人も多いですね。
Team MVPを通じてそれを知ってもらう努力をやっていきたいと思います。オリンピック等の方はそちらにやってもらって、僕らは本質の方をやっていくと。
本物のeスポーツを見せてやるよ、みたいな(笑)
竹田:(笑) でも今回の本質はそういうことですよ。まだ見ぬeスポーツがあるということを感じきれていない人は多いと思いますので、
Team MVPを通じてそういう世界をお見せすることが出来ると思います。
そうなれば応援の熱量やeスポーツに関与する人が増えて、日本のeスポーツがもっと大きくなっていくはずです。
日本が世界で活躍出来る舞台を作っていくので、ぜひ応援して欲しいです。Team MVPに興味のある方は、ぜひ下記の連絡先からご連絡をください。