
福島第1原発事故 農林水産物検査、基準値超え10件 昨年度放射線 /福島
毎日新聞2018年4月14日 地方版
県は9日、2017年度の農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング検査結果を発表した。
検査件数1万9545件のうち、基準値を超えたのは10件だった。
16年度は6件。12年度に1106件だった基準値超えは13、14年度に3桁台になり、15年度に18件に落ち着いている。
10件は阿武隈川水系で採取されたイワナとヤマメ各4件、野生山菜のモミジガサ(シドケ)1件、特定ほ場のクリ1件。
クリは12年10月以降販売を中止しており、十分な栽培管理をしていないが、継続調査している。
検査対象となったのは、穀類▽野菜▽果実▽原乳▽肉類▽鶏卵▽はちみつ▽水産物(海産)--などの18種類519品目。
基準値を超過した品目は市町村などの単位で出荷制限され、市場に流通することはない。【柿沼秀行】
https://mainichi.jp/articles/20180414/ddl/k07/040/133000c