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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170829-00006660-besttimes-soci
日本の最貧困地区と言われる沖縄。そのリアルを個々の事例に踏み込みながら活写する。
豊かさの中にも貧しさがある、貧しさの中にも豊かさがある。
貧困率全国1位の沖縄
修学旅行費が払えなくても“なんくるないさ”?
(略
沖縄県の貧困率が全国1位という不名誉なデータが発表された。
貧困率をざっくり定義するならば、所得が低い家庭が多いということである。
確かに、平均賃金は全国ワースト1位。他都道府県に比べて貧しい家庭が多いという事実は否定できない。またこれまで2回にわたって、「最底辺」とも呼べるような悲惨な貧困の例を紹介してきた。
それぞれ「高い離婚率と母子家庭が生み出す貧困」、「負の連鎖を引きずる貧困」といった沖縄に根深い貧困の類型が浮かび上がったことだろう。
しかし、ここではまた違った角度から沖縄の貧困を考えてみたい。
離島地域はイメージと違って、意外に豊か?
(略
沖縄には終電という概念がない。延々と酒を飲む
(略
“なんくるないさ”には抜け落ちているものがある
ここでもう一度“なんくるないさ”という言葉に戻りたい。
簡単にいうと「どうにかなるよ」という意味で県民が好んで使う言葉だ。沖縄に旅行をしたことがある人は一度は県民が口にするのを耳にしたことがあるだろう。
しかし本当は「“まくとぅーそうけば”、なんくるないさ」であり、枕詞が抜け落ちているのだ。
「正しいことをしておけば、物事はいいように進むものだよ」という昔の人の言葉である。
実際のところ“なんくるないさ”ではどうにもならないことの方が多いはずだ。先人から継承した本当の精神に気づくことができれば、沖縄の貧困はまた違った形になるかもしれない。
文/神里 純平
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(おしまい。