東映の多田憲之社長は20日の会見で「作品を待ちわびているお客さまに、すでに完成している作品を公開しないという選択肢はない」と述べ、同席した白石監督は「基本的には作品に罪はない」と理解を求めていた。
この知らせに、ネット上では「公開に踏み切ったことは素晴らしい」「この判断はありだと思う」「この選択を支持したい」と決定を後押しするコメントが相次いでいる。もちろん「公開はやめるべき」「責任意識が欠如している」といった“否定派”も少なからずいるが、今のところ支持派がやや優勢といったところか。
瀧容疑者を巡っては、NHK大河ドラマの降板、CMの差し替え、CDの回収などが進んでいる。業界全体の自粛ムードに、音楽家の坂本龍一(67)は自身のツイッターで「なんのための自粛? 聴きたくない人は聴かなければいい。音楽に罪はない」と持論を展開してみせた。
坂本にならえば、「観たくない人は観なければいい」というわけだが、果たして、東映の決定は英断になるのか。映画評論家の秋本鉄次氏は「大英断だと思います」とこう言う。
「日本に限らず、海外でも出演者の不祥事で公開中止になることはあります。しかし、映画はテレビと違って有料で、観客が自分の意思で観る・観ないを選べる。嫌な人は観なければいいだけの話です。東映は『麻雀放浪記2020』の前売り券について、(瀧容疑者の出演を)不快に思う人には払い戻すと言っている。観客の意思を尊重しています。あまりに自粛ムードが強すぎると、映画や音楽などの芸術は成り立たなくなる。業界がどんどん萎縮して、ありもしない“黒い噂”が流れただけで出演を見送る、なんてことが起こるかもしれません」
そこへ東映が一石を投じたわけで、会見を開いて堂々と“公開宣言”。これで自粛の流れが変わるかもしれない。
秋本氏も「そもそも優等生ばかりが集まって作った映画なんてつまらないですよ。今後は他の映画も、出演者に不祥事があった場合でも公開するパターンが増えるかもしれません」と話す。
白石監督は「ガイドラインを作るべき」と提唱していたが、それも必要だろう。いずれにせよ、今回の決定が“吉”と出れば、映画業界が大きく変わることだけは間違いない。
以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geinox/250198
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