
重さ156キロ余り、末端価格にして103億円相当の覚醒剤を大型クレーンの歯車に隠して密輸したとして、メキシコ人の30代の容疑者が逮捕されました。警視庁はメキシコの麻薬組織が密輸に関わった疑いもあるとみて捜査しています。
逮捕されたのはメキシコ人のサインス バレンスエラ フェルナンド容疑者(33)です。
警視庁によりますと、2024年2月から3月にかけて、重さ156キロ余り、末端価格で103億円相当の覚醒剤をメキシコから密輸したとして、覚醒剤取締法違反の疑いが持たれています。
横浜市内の港に輸入された大型クレーンの「ギアボックス」と呼ばれる部品を税関が検査したところ、歯車の中に大量の覚醒剤が隠されているのが見つかりました。
その後、「ギアボックス」が運ばれた先の千葉県内の倉庫に容疑者が現れたことから警視庁が逮捕したということです。
また、これまでに日本国内で覚醒剤の運搬などに関わったとして、ブラジル人2人が逮捕・起訴されているということです。
警視庁はメキシコの麻薬組織が密輸に関わった疑いもあるとみていて、国内の犯罪組織や外国人グループとの関わり、流通ルートなどを捜査しています。
NHK NEWS WEB 2025年1月9日 18時43分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250109/k10014689131000.html