https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190418/k10011888701000.html
オーストラリア南東部の日本人墓地に埋葬の戦没者データベース
2019年4月18日 20時37分
オーストラリア南東部にある日本人墓地に埋葬されている、身元が分からない戦没者の出身地などの情報を日本の研究者などが集め、データベースを作りました。埋葬者と遺族をつなぐ手がかりになることが期待されています。
オーストラリア南東部カウラにある日本人墓地には戦時中に収容されて死亡した捕虜や日系人など520人余りが埋葬されていますが、名前以外の詳しい情報がほとんどありませんでした。
このため日本の研究者などが戦没者のデータベースを作り、18日、首都キャンベラで完成を発表しました。
データベースには現地の公文書館に残されている資料を基に調べ上げられた戦没者の出身地や経歴、収容された経緯や死因などが個別にまとめられ、検索できるようになっています。
来月10日からインターネット上で公開する予定で、埋葬者と遺族をつなぐ手がかりになることが期待されています。
データベース化を進めたオーストラリア国立大学の田村恵子名誉上級講師は「自分の家族がどこで、いつ、どういう状況で亡くなったか、把握できることは戦没者と遺族の両方にとっていいことだと思います。両国の歴史を理解する機会になってほしいです」と話しています。
オーストラリア南東部の日本人墓地に埋葬の戦没者データベース
2019年4月18日 20時37分
オーストラリア南東部にある日本人墓地に埋葬されている、身元が分からない戦没者の出身地などの情報を日本の研究者などが集め、データベースを作りました。埋葬者と遺族をつなぐ手がかりになることが期待されています。
オーストラリア南東部カウラにある日本人墓地には戦時中に収容されて死亡した捕虜や日系人など520人余りが埋葬されていますが、名前以外の詳しい情報がほとんどありませんでした。
このため日本の研究者などが戦没者のデータベースを作り、18日、首都キャンベラで完成を発表しました。
データベースには現地の公文書館に残されている資料を基に調べ上げられた戦没者の出身地や経歴、収容された経緯や死因などが個別にまとめられ、検索できるようになっています。
来月10日からインターネット上で公開する予定で、埋葬者と遺族をつなぐ手がかりになることが期待されています。
データベース化を進めたオーストラリア国立大学の田村恵子名誉上級講師は「自分の家族がどこで、いつ、どういう状況で亡くなったか、把握できることは戦没者と遺族の両方にとっていいことだと思います。両国の歴史を理解する機会になってほしいです」と話しています。