朝日新聞:2017年12月21日10時28分
http://www.asahi.com/articles/ASKDP36CYKDPUTIL003.html

ビルから鉄パイプが落下した現場=2016年10月14日午前11時5分、東京都港区六本木3丁目、朝日新聞社ヘリから、迫和義撮影.
東京都港区六本木3丁目で2016年10月、マンションの外壁改修工事現場から鉄パイプが落下し、真下の歩道を歩いていた飯村一彦さん(当時77)=新宿区=に直撃して飯村さんが死亡した事故で、
警視庁は21日、工事の元請けの現場監督(52)と、下請けの作業責任者(30)を業務上過失致死の疑いで書類送検し、発表した。
捜査1課によると、書類送検の容疑は16年10月14日午前9時50分ごろ、マンション修繕工事の足場の解体作業中、歩行者を停止させるなどの安全対策を怠り、
地上約24メートルの高さから鉄パイプ(長さ約1・9メートル)を落下させて、飯村さんの頭部を貫通させ死亡させたというもの。
2人は「現場の危険性を認識していたが、作業員任せにしていて安全対策をしていなかった」などと容疑を認めているという。