2023シーズン開幕を翌日に控え、韓国プロ野球にまた悪材料が浮上した。リーグを主管する韓国野球委員会(KBO)事務所が家宅捜索を受けたのだ。
ソウル中央地検刑事3部(キム・スミン部長判事)は3月31日午前、KBOとKBOPの事務所を家宅捜索した。KBOPはリーグ中継権事業、リーグ・スポンサーシップと公式スポンサー企業誘致、各球団が委任した統合商品化事業などを担当している子会社だ。検察はKBOとKBOPの幹部を務めているA氏の背任収賄容疑を捜査しているという。A氏は昨年、プロ野球中継チャンネルを保有するスポーツ・マーケティング会社の横領容疑に関与し、警察の捜査を受けたことがある。警察はこの時、不送致処分にしたが、検察はA氏に疑われるべき点があるとみて、再び捜査に乗り出したとのことだ。
今年で41周年を迎えた韓国のプロ野球だが、最近さまざまな事件や出来事に頭を痛めている。今月初め、野球の韓国代表チームがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で拙戦の末、1次ラウンドで敗退したため、KBOと10球団が謝罪文を出した。23日にはロッテ・ジャイアンツの投手ソ・ジュンウォンが携帯アプリを通じて未成年者に体の写真を送らせるなどの性犯罪をしたとして起訴され、退団となった。KBOは28日、ソ・ジュンウォンに参加活動停止措置を下し、野球界で活動できないようにした。
29日には起亜タイガースがチャン・ジョンソク・ゼネラルマネージャー(GM)を電撃解任した。チャン・ジョンソクGMは昨年、起亜でプレーしていたパク・ドンウォン=現・LGツインズ=に複数年契約を提案し、「高い契約金をやるから金額の一部を私によこせ」と要求した疑いが持たれている。チャン・ジョンソクGMは「冗談を言った」と釈明したが、起亜は「いかなる理由であれ、金品要求は正当化できないと判断し、解任した」と述べた。また、KBOクリーン・ベースボール・センターには、ある球団のインターネット違法賭博に関する情報が寄せられていたことが31日に分かった。KBOは「事実関係を確認しているところだ」とコメントした。
国際大会の不振に続き、大きな不正や疑惑まで相次いでいるため、野球界からも懸念の声が上がっている。野球界関係者らは「新型コロナウイルス流行で無観客試合やリーグ中止を経たばかりなのに、開幕前にこのような騒動が起こるとは」と言った。だが、悪材料があっても、シーズン序盤の興行にはひとまず成功するものとみられる。4年ぶりに有観客試合が再開されたオープン戦には16万人以上が入場し、4月1日の開幕戦も全球場売り切れが有力視されている。昨シーズンから球場の飲食が可能になり、マスク着用義務の解除が段階的に施行されている上、このほど室内マスク着用義務も緩和されたことから、「エンデミック(感染症の日常的な流行)効果」が生じるものとみられている。
キム・サンユン記者
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