1名無し募集中。。。2019/03/23(土) 13:55:17.130
イチロー選手の引退会見で米在住者が思ったこと。「おめでとう」アメリカでは・・・
「引退おめでとうございます」は失礼か?
この「引退おめでとうございます」については、実は私も記者会見を観ていたときに、少しひっかかった言葉だった。日本語だったからなおさらそう感じたというのもある。
イチロー選手にとって失礼な言葉とは決して思わなかった。ただ、少し言葉足らずのような気がした。
おそらく「引退」ではなく「新しい人生のスタート」に対しておめでとうございますと言えばしっくりきただろう。
そして「お疲れ様でした」ではなく「おめでとうございます」と言った記者は、なかなかアメリカ的なマインドを持っていると思った。
実際に、引退する選手に「おめでとう」という言葉をかけるのは、メジャーリーグ界ではよくある。
例えばマリナーズの打撃アドバイザー、エドガー・マルティネス(Edgar Martinez)氏も自身のツイッターでイチロー選手に対して「おめでとう」という言葉を贈っている。
「すばらしいキャリアを積んだイチロー、おめでとう。彼のチームメイトとしていれたこと、また彼の献身、プロ意識、
そして修行(日々のがんばり)を目の当たりにすることができたことは光栄です。さぁ、次はHOF (野球の殿堂入り*)だね!
アメリカのスポーツ界などで、歴史に残る功労者を顕彰するための殿堂。
そしてこのシチュエーションでの「おめでとう」は、私にとってメジャーリーグのみならず、とてもポジティブな、アメリカ的な表現だと思う。アメリカ人はこの手の「おめでとう」を普段の生活でもよく使う。
一つ身近にあったエピソードを交えて説明すると、以前、アメリカ人と日本人の友人3人で食事をしていたときのこと。
日本人の友人がボーイフレンドとうまくいっていなくて、まだ好きだけど別れたという話をしたときに、
アメリカ人の友人から出てきた一言目の言葉が「おめでとう!」だった。それも、ものすごく元気に。
私たち日本人が目を合わせて「どういう意味?」と聞き返すと、
「うまくいっていない人とずっと一緒にいても進歩がないのだから、そんな人と別れたということは、
新しい人生を踏み出すチャンスで、おめでたいではないか」というのがアメリカ人の言い分だった。
日本人なら同情するシーンだ。日本人にはない発想を一発目から投げかけてきたのはとても興味深く、「確かに」と妙に納得したのだった。
もちろん、今回のイチロー選手の現役引退と友人の別れ話ではまったくレベルが違うけれども、進歩のない場所に停滞せず、
新しいページをめくって一歩を踏み出すことは良いこと、めでたいことという大きな視点を持っていると、アメリカ的発想において「おめでとう」は決して間違っていない。
https://news.yahoo.co.jp/byline/abekasumi/20190323-00119258/
「引退おめでとうございます」は失礼か?
この「引退おめでとうございます」については、実は私も記者会見を観ていたときに、少しひっかかった言葉だった。日本語だったからなおさらそう感じたというのもある。
イチロー選手にとって失礼な言葉とは決して思わなかった。ただ、少し言葉足らずのような気がした。
おそらく「引退」ではなく「新しい人生のスタート」に対しておめでとうございますと言えばしっくりきただろう。
そして「お疲れ様でした」ではなく「おめでとうございます」と言った記者は、なかなかアメリカ的なマインドを持っていると思った。
実際に、引退する選手に「おめでとう」という言葉をかけるのは、メジャーリーグ界ではよくある。
例えばマリナーズの打撃アドバイザー、エドガー・マルティネス(Edgar Martinez)氏も自身のツイッターでイチロー選手に対して「おめでとう」という言葉を贈っている。
「すばらしいキャリアを積んだイチロー、おめでとう。彼のチームメイトとしていれたこと、また彼の献身、プロ意識、
そして修行(日々のがんばり)を目の当たりにすることができたことは光栄です。さぁ、次はHOF (野球の殿堂入り*)だね!
アメリカのスポーツ界などで、歴史に残る功労者を顕彰するための殿堂。
そしてこのシチュエーションでの「おめでとう」は、私にとってメジャーリーグのみならず、とてもポジティブな、アメリカ的な表現だと思う。アメリカ人はこの手の「おめでとう」を普段の生活でもよく使う。
一つ身近にあったエピソードを交えて説明すると、以前、アメリカ人と日本人の友人3人で食事をしていたときのこと。
日本人の友人がボーイフレンドとうまくいっていなくて、まだ好きだけど別れたという話をしたときに、
アメリカ人の友人から出てきた一言目の言葉が「おめでとう!」だった。それも、ものすごく元気に。
私たち日本人が目を合わせて「どういう意味?」と聞き返すと、
「うまくいっていない人とずっと一緒にいても進歩がないのだから、そんな人と別れたということは、
新しい人生を踏み出すチャンスで、おめでたいではないか」というのがアメリカ人の言い分だった。
日本人なら同情するシーンだ。日本人にはない発想を一発目から投げかけてきたのはとても興味深く、「確かに」と妙に納得したのだった。
もちろん、今回のイチロー選手の現役引退と友人の別れ話ではまったくレベルが違うけれども、進歩のない場所に停滞せず、
新しいページをめくって一歩を踏み出すことは良いこと、めでたいことという大きな視点を持っていると、アメリカ的発想において「おめでとう」は決して間違っていない。
https://news.yahoo.co.jp/byline/abekasumi/20190323-00119258/