立憲民主党の小沢一郎衆院議員は18日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、高額療養費制度をめぐる方針転換や、新人議員への商品券配布問題などで、石破茂首相に退陣論が相次ぐ自民党内の空気を、痛烈に皮肉った。
自民党内では、石破首相のままでは今夏の参院選を戦えないとして、参院改選議員らから退陣論が公然と突きつけられる不穏な事態になっている。小沢氏は「自民党は今まで、支持率が下がると頭だけ代える『疑似政権交代』で乗り切ってきた。『自民党をぶっ壊す』を掲げた小泉元総理の登場も、間近の選挙のためだった」とした上で、「だが結局、自民党は変わらないどころか最悪の最終形態に育った。次は若手か女性か。さすがに今回ばかりはこの手は通用しないのではないか?」と、皮肉交じりに指摘した。
自民党内で石破首相への退陣要求が出る一方で、支持率急落の石破首相が続投した方が参院選を戦いやすいという思いがあるのか、通常なら退陣を求める野党から責任責任を果たすのが先だとの意見が出るなど、退陣要求をめぐっては「与野党ねじれ」が起きる不思議な現象が、永田町では起きている。
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