https://mainichi.jp/articles/20200601/k00/00m/040/116000c
毎日新聞2020年6月1日 14時51分(最終更新 6月1日 14時51分)
佐藤正実校長(右上)の講話を聞く児童ら=長崎県佐世保市立大久保小で2020年6月1日午前9時42分、中山敦貴撮影
2004年6月に小学6年生女児が同級生から殺害された事件から1日で16年となった長崎県佐世保市立大久保小学校で、「いのちを見つめる集会」があった。出席する来賓を減らすなど新型コロナウイルスの感染を防ぐ措置が取られるなか、子どもたちは命の重さを考えた。
体育館であった集会には3~6年生計82人が参加し、1、2年生計38人は教室のテレビで見守った。佐藤正実校長は講話で、事件の内容には直接触れない形で亡くなった御手洗怜美(さとみ)さん(当時12歳)の名前を挙げ「一時の感情で人をあやめてはいけない。人を差別してはいけない」などと子どもたちに語りかけた。
全員で黙とうをささげた後は、3~6年生が学年ごとに「いのちを大切にするクラスにします」など誓いの言葉を述べた。例年は教職員、保護者、地域代表が誓いの言葉を述べるが、今年は文章が書かれたプリントを配布した。
1日は市内の他の小中学校でも集会が開かれた。佐世保市は事件翌年の05年から6月を「いのちを見つめる強調月間」として命をテーマにした集会などを実施している。今年は新型コロナウイルスの影響で、同月間を9~11月に変更した。【綿貫洋、中山敦貴】
毎日新聞2020年6月1日 14時51分(最終更新 6月1日 14時51分)
![佐世保小6女児殺害事件から16年 小学校で集会 [ひよこ★]->画像>1枚](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/06/01/20200601k0000m040118000p/9.jpg)
佐藤正実校長(右上)の講話を聞く児童ら=長崎県佐世保市立大久保小で2020年6月1日午前9時42分、中山敦貴撮影
2004年6月に小学6年生女児が同級生から殺害された事件から1日で16年となった長崎県佐世保市立大久保小学校で、「いのちを見つめる集会」があった。出席する来賓を減らすなど新型コロナウイルスの感染を防ぐ措置が取られるなか、子どもたちは命の重さを考えた。
体育館であった集会には3~6年生計82人が参加し、1、2年生計38人は教室のテレビで見守った。佐藤正実校長は講話で、事件の内容には直接触れない形で亡くなった御手洗怜美(さとみ)さん(当時12歳)の名前を挙げ「一時の感情で人をあやめてはいけない。人を差別してはいけない」などと子どもたちに語りかけた。
全員で黙とうをささげた後は、3~6年生が学年ごとに「いのちを大切にするクラスにします」など誓いの言葉を述べた。例年は教職員、保護者、地域代表が誓いの言葉を述べるが、今年は文章が書かれたプリントを配布した。
1日は市内の他の小中学校でも集会が開かれた。佐世保市は事件翌年の05年から6月を「いのちを見つめる強調月間」として命をテーマにした集会などを実施している。今年は新型コロナウイルスの影響で、同月間を9~11月に変更した。【綿貫洋、中山敦貴】