エンジン系統の部品外れが原因、阿蘇の小型機事故 運輸安全委
熊本県阿蘇市で昨年5月、小型飛行機が不時着して2人が重傷を負った事故で、
運輸安全委員会は21日、エンジンの点火装置に電力を送る接続部品が飛行中に外れ、出力が低下したことが原因とする調査報告書を公表した。
接続が緩いか不完全な状態だったため、飛行中の振動で徐々に抜けた可能性があるという。
報告書などによると、昨年5月6日午後2時39分ごろ、同市の阿蘇観光牧場の場外離着陸場周辺を飛行中にエンジンの回転数が低下。
不時着の目標地より手前の斜面に衝突し、機体が損傷した。レジャーで操縦していた同県の農業男性(67)、搭乗していた福岡県の男子大学生(20)がともに重傷を負った。 (鶴加寿子)
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