
三菱重工業が開発を進める国産初のジェット旅客機「MRJ」
国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」について、株主から「事業化は本当に可能なのか」と不安視する声があった。これに対し、宮永社長は「追加のテストフライトも進んでおり商談も増えてきている。型式証明の取得を急いでいる」と強調した。18年3月期に1000億円の債務超過となった、MRJの開発子会社である三菱航空機について、今年度中に資本増強する考えも改めて示した。
また、株主からは経営陣の若返りを求める声や、取締役の女性や外国人の少なさを指摘する声が出るなど、コーポレートガバナンス(企業統治)への関心も高かった。
出席株主数の速報値は878人と、昨年(1102人)より少なかった。総会の開催時間は1時間58分と昨年(1時間55分)と同程度だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2018/6/21 12:20
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21HMB_R20C18A6000000/