MRJは現在、試験機5機が完成。うち4機は米国で、安全性を確認する「型式証明」の取得に必要な試験飛行を行っている。実機を展示する場合、4機のいずれかになる見通しだ。
隔年で開かれるパリ国際航空ショーは、米ボーイングなど航空機メーカーが参加する世界最大級の展示見本市で、大型の商談がまとまることも少なくない。実機の展示により、試験が順調に進んでいることをアピールする狙いだ。
一方、5度目の延期理由となった設計の見直しに伴い、試験飛行の時間は2500時間から約3000時間に延びる見通し。このため、試験機を2機追加することも検討している。
MRJをめぐっては、1月下旬に5度目の納入延期を発表し、初号機の引き渡し時期は平成32年半ばに2年ずれ込んだ。現在400機超を受注しているが、約半分が解約可能なオプション契約で、最終確定はしていない。
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初号機を発注したANAホールディングスが、代替機としてボーイングの「B737−800」を4機リース調達することを決めるなど、顧客側では計画修正の動きも出ている。
三菱航空機は今後、親会社である三菱重工業との連携を深めつつ型式証明の取得を急ぐ。あわせて、新規受注の獲得にも全力を挙げる方針だ。(井田通人)
2017.4.20 10:52
http://www.sankei.com/economy/news/170420/ecn1704200016-n1.html
